脳震盪について

トレーナー

こんにちは!

M.Bトレーナーです!!

暑い日々が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

学生は夏休みに入って部活や、スポーツチームでのキャンプなど

炎天下でのスポーツ活動を行なっている人も多いかと思います。(記事作成中は8月頭)

前回の記事の水分補給も参考にしなが夏の期間も健康に生活していきましょう!!

さて、今回は「脳震盪」についてお話ししていきたいと思います。

実は今年に入り、脳震盪でリハビリを行う選手が複数名いました。

幸いにも後遺症などなくスムーズに復帰できていますが、実際現場で

頭を打った、脳震盪を疑うような場合はどのように対応や評価しているのか?

疑問に感じる方も多くいるかと思います。

あくまで個人的な意見なども含みますが、そういった現場で活動されている方の

参考にしていただければと思います!!

脳震盪を疑う傷害が起きた際の対応

脳震盪を疑うような場面はコンタクトを伴うスポーツでは割と多く出くわすのではないでしょうか?

例えばタックルをする、もしくはした際の衝撃。

空中でバランスを崩して落下してしまう。

サッカーで言えば相手の頭が当たったり、競り合った際にボールに注目していて

周りへ注意できてない不意な接触などでも脳震盪へつながることがあります。

頭部へのダメージを受けた人はそのままグラウンドへ倒れ込んでしまうこともあります。

そういった場合むやみに動かすこと絶対にいけません!!

理由は頸部(首の部分)に損傷があったりすると動かした際に神経を刺激し

下半身への神経トラブルや生命維持機能の異常など

さらに重篤な障害を引き起こしてしまう可能性もあるからです!

ではどのように対応するのか?

グラウンドでの評価や確認項目

最初に意識は清明か、脊髄や脳など神経へのダメージがないか等を確認します。

会話の受け答えや、呼吸の異常、手足の痺れる感覚、四肢に力は入るかなど

シンプルにチェックできる内容を進めていきます。

ここの確認は生命に関わる内容のでまずは緊急性が高いかどうかの判断をするために

必要なチェック項目になってくるかと思います。

緊急性が無いと判断した場合は脳震盪を疑う症状がないか確認していきます。

・頭痛の有無

・めまい

・疲労感

・見当識障害(年月や時刻など基本的な状況把握ができていないこと)

・吐き気

・集中力の低下

以上のような症状が少しでもある場合は脳震盪を疑い、即時にスポーツを中断させます。

また、可能であればバランステストや目の動き(前庭機能)の評価を行い

脳震盪直後の状態を把握して、復帰時の判断材料にすることも必要になりますが

まずは選手の安静を優先すべきなので少しでも普段と違う様子がある場合は無理に行わない

ようにしましょう!!

グラウンド後での対応と処置

脳震盪を疑いスポーツ活動から外れた場合は脳への刺激をなるべく抑えるために安静を指示します。

脳への刺激は運動などを控えるだけでなく

テレビやスマートフォンからの映像の刺激

音楽など耳からの刺激

車の運転による刺激

こういったものも脳への負担をかけるので必要以上に触れないようにします!

また確率は高くありませんが、脳出血のリスクを踏まえ

可能な限り迅速に病院を受診することが必要になります。

受傷直後は意識がはっきりしていても数時間後、数日後に症状の悪化などが見られる

場合もあるので少なくとも数日は症状の増悪を注意深くチェックしましょう!!

特に一人暮らしの場合は寝ている間に症状が強くなるという事例もあるので

脳震盪直後は一人にならないさせないことも覚えておきましょう!!

まとめ

今回は脳震盪をテーマにお話しさせていただきました。

まとめとしては

・頭部や頸部を負傷したときはむやみに動かさない

・脳や脊髄など緊急性のある症状のチェック

・脳震盪が少しでも疑われる場合は即活動を中断し安静に

・受傷直後は速やかに病院を受診し一人にならず経過を見る

以上の点が重要かと思います。

頭を打ったりした場合、周りの選手やスタッフも騒々しくなり

冷静さを保つことは難しいですし何度経験しても慣れるようなことではありません。

しかし、トレーナーは選手の命を守ることが何よりも重要になるので

落ち着いて判断と行動できるよに日頃かの準備を怠らずにいきましょう。

自戒を込めて。

以上、M.Bトレーナーでした!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました